どーも!ライブ大好きの小太りです。
突然ですが、みなさんは「ライブマナー」と言われて、ピンときますか?
分からなかった人は、この記事を読んで、ぜひ学んで欲しいです。
最近はフェス人気が高まり、ライブを観に来る層が若くなっています。
ライブ市場が活性化されるのは、とてもいいことですが、「ライブマナーの低下」という問題も起きています。
今回は、ライブマナーの低下とその対策について、説明していきます。
目次
結論:ライブマナー=バンドの意図
先に結論からいうと、ライブマナーとはバンド側の「どういうライブにしたいか」によって異なります。
レゲエパンクバンドのSiMで、ボーガルを務めるMAHさんが、ライブマナーについて下記のようなことをブログに書いています。
暫定的な答えは、バンド側が「客席をどうなるのか」を理想をしているのか。
※下記の記事より引用
例えば、激しいロックバンドは、客席がグチャグチャになることを望んでいます。
もちろん、「安全に」というのが前提ですが。
反対に、ゆるいバンドは、「お客さんに楽しく、ゆったり見てもらい」と思っています。
なので、バンド側の「こうなってくれ!」という意図を考えて、ライブを楽しむことが大切です。
バンドによっては、「しゃがめ!」とか「大きい円を作れ」と直接指示することがあります。
それが「バンド側の意図」なんですね。
つまり、バンドの意図を汲み取って行動することが、ライブマナーを守るということにつながります。
なぜ「ライブマナー」が低下しているのか?
では、なぜ「ライブマナー」が低下しているのでしょうか。
それには大きく2つの理由があります。
- フェス市場の拡大
- 年齢層の低下
では、詳しく説明していきましょう。
1:フェス市場の拡大
ここ数年で、フェス市場は拡大しています。
全国には様々なフェスが生まれ、動員数もグングン伸びています。
参加者の中には、「生まれて初めて行くライブ=フェス」という人もいるでしょう。
そういう人は、初めてのライブなので、「マナー」が分かりません。
ライブマナーは、はっきりと定められたものではないため、経験を積まないと分からないでしょう。
始めての参加者が多いフェス会場では、マナーがグチャグチャになってしまいますね。
しかし、始めての人は「これがライブなんだ!」と勘違いして、どんどん「正しいマナー」から遠ざかってしまうのです。
フェスに対して、「ライブハウス」ではこのようなことは少ないです。
なぜなら、ライブハウスに足を運ぶ人は「ベテラン」が多く、マナーを熟知しているからですね。
ライブハウスに通えば、マナーがしっかり守られたライブを見ることができるので、自然と「正しいマナー」を身につけることができます。
2:年齢層の低下
若手バンドが人気になり、それに伴いファンの年齢も若くなっています。
フェスやライブハウスにくる年齢層が低下しています。
これは、「音楽シーンと繋いでいく」という意味では、いい変化です。
しかし、「ライブマナー」に着目すると、悪い影響も出ています。
先ほども触れましたが、ライブマナーは「定めらたもの」ではなく、ライブに通うなかで「自然と身につくもの」です。
若い参加者は、ライブ経験が浅いので、「正しいマナー」を身につけていないことが多いです。
ライブの参加者が若くなるにつれて、正しいライブマナーを知らない人が増えていきます。
しだいに「間違ったマナー」が定番化してしまうケースもあります。
こういう人は特に気をつけて欲しい
ここからは、実際にライブで見た人や、「こういう人は危ない」と感じる人について説明していきます。
具体的には、下記の4人です。
- お酒を大量に飲んでいる人
- 自分勝手な人
- モッシュ・ダイブ目的の人
- 汚い野次が多い人
では、詳しくみていきましょう。
お酒を大量に飲んでいる人
ライブは、お酒を飲んでもOKです。
お酒を飲んで、ほろ酔い状態でライブを見るのは、けっこう楽しいですよ。
しかし、飲みすぎてベロベロになっている人がいます。
そういう人は、フラフラして危険ですね。
ライブの流れを無視して、変な野次を飛ばしたりするので、見てみてヒヤヒヤします。
てか、そんなに酒飲みたいなら、居酒屋行けよ。
ライブは「お酒を飲む場所」ではなく、「音楽を聞く場所」です。
自分勝手な人
「自分さえ楽しければいい」といった振る舞いをする人がいます。
もちろん、ライブはチケット代を払って見ているので、すべての人に「楽しむ権利」があります。
お金を払っているなら、少しでも楽しい方がいいと思って、全力を出すのは当然でしょう。
しかし、自分のことばかりで、あまりにも「周りが見えてない人」がいます。
「この動きをしたら、周りの人がどうなるか」というのを、少しでいいので考えてください。
周りへの配慮があるだけで、ライブがグッとよくなります。
昨年とあるフェスで危ない行為がありました。
簡単にまとめると、下記の通りです。
- 小さいお子さんをダイブさせた親がいた
- モッシュが激しくなって喧嘩になった
- 見かねたバンドのメンバーが注意しても心ない野次が飛んできた
▼これに対して、バンドのオフィシャルツイートがこちら。
故意的に人を傷付けるならもう来んでくれ、それは強さとは言わない。自分の子供を連れて来るなら何があっても守ってくれ、想像力が足りない。自分の事しか考えられない人間が集まると不本意な怪我をします。人… https://t.co/w2VdcwYmwq
— SHANK (@SHANK095) 2016年8月6日
▼バンドメンバーのブログの引用になります。
俺はさライブ中フロアの事はあんまり気にしてないというかフロアの事はフロアで!的な考えなのね。けど、ステージから見ても危ないなって思う事もよくあるし、それで嫌な顔してる人も見えるのよ。人それぞれの楽しみ方で遊んでいってほしいけど、自分の楽しみ方が人を不快にしてたらそれはカッコ悪いよね。だから少しくらい考えて行動するってのは大事だと思うわけ。メンバー内でよく想像力が足りないって話をするんだけど、昨日はそれがいつもより強く感じたライブだった。
この事件も、「この動きをしたらどうなる?」という周りへの配慮が足りていなかったことが原因です。
こういうことがあると、バンドの印象が悪くなるので、注意しましょう。
モッシュ・ダイブ目的の人
「モッシュ・ダイブ」とは、ライブ特有の文化です。
詳しく説明すると、以下の通りですね。
- モッシュ:激しく体をぶつける行為
- ダイブ:人の頭上を転がる行為
「文字だけじゃ分かりづらい」という人もいるでしょう。
▼下記の動画を参照してください。
このように、モッシュ・ダイブは曲の盛り上がりに合わせて行う「ライブ特有の文化」です。
日常ではできない行為なので、モッシュ・ダイブは正直おもしろいです。
ライブに行くようになって、モッシュ・ダイブにハマる人もいます。
それがエスカレートすると、「モッシュ・ダイブ」が目的でライブに行くようになります。
よくいるのが、「今日は4回もダイブした」とか自慢気にいうやつです。
そう言っているのを見ると、「ライブで音楽聞いてる?」と疑問を抱いてしまいますよね。
また、モッシュ・ダイブは、曲に対するリアクションの1つです。
激しくて身体を動かしたくなる曲だから、自然とモッシュが起きるんです。
「今日はモッシュして暴れてやるぞー!」という人がいたら、それは大きな間違いですね。
あと、人の頭上を転がる「ダイブ」は大変危険な行為です。
リスクを承知でやってください。
また、ダイブは下で支えてくれいる人がいるから成立する行為です。
ダイブをする人は、支えてくれている人への感謝の気持ちを持ちましょう。
まとめ
ライブは「非日常な空間」であり、感動や楽しさを味わうことができます。
基本的には自由で、好きなように音楽を楽しめばOKです。
しかし、そこには「思いやり・マナー」が存在します。
誰しも「ライブを楽しむ権利」を持っており、思いやりの欠けた行動で、他人の「楽しむ権利」を奪ってはいけません。
ライブのマナーを守るのは、「最低限の楽しさを確保する」ための行為です。
フェスやライブに行く人は、もう一度「マナー」について考えて下さい。
ライブに100回以上行ったぼくが、ライブに参戦する時の服装・持ち物を紹介!!
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