【意識の低い読書のススメ】成長するための読書はいらない。

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どーも!大学時代は文学部だった小太りです。

 みなさん読書って好きですか? ぼくは大好きです!

現実から抜け出し、小説の世界に入り込んでいる時間がたまりません!

 

ネットと見ていると

「成長のために読書しよう!」

「成功者の頭の中は数千円で覗けるのは最高!」

みたいな意見をちらほら目にします。

 

 でも、読書ってそんなに意識の高い行為なんでしょうか?

なんかちょっと息苦しく感じてしまいます。読書とは本を楽しむ行為であって、成長のための努力ではありません。

 今回は文学部出身のぼくの読書に対する考えと、何も考えずボーっ読める本を紹介します。たまには意識の低い読書もしませんか?

 

読書=本を読むこと

本を読む行為で、それ以上でもそれ以下でもありません。

本を読んで何かを掴んだり、成長するきっかけを得ることはおまけです。

ぼくは本を読むのが好きなので、読書している時は幸福感を覚えます。本の内容が面白かった時は幸福度が上がりますが、面白くなくてもそこそこ幸せ。

本を読んでいる行為そのものが好きなんです。

 

 「読書=成長の糧」って意識高すぎない?

冒頭部分にも書きましたが、ネットを見ていると成功するために本を読む・本を読んで成長するという人が多いです。 

ブログの人気記事には「◯◯円稼いだぼくが読む本 10選」みたいなのがよく上がっています。

読書ってそんなに意識高い行為ではないでしょ。

ぼくの友人には「本を苦手だけれど成長の為に読む」という人がいます。成長の為に情報を得るのであればネットのコラムやブログ記事でも違いはありません。

本が苦手であれば、他の媒体から情報を得ればいいだけなんです。

読書=成功の必須条件という価値観が、読書を楽しさから遠ざけている。

 

 成長のための読書は息苦しい

ぼくは中学校になって本を読むようになりました。国語の先生からオススメの本を貸してもらったことがきっかけで、本が好きになったんです。

中学生の時は小説ばかり読んでいましたが、成長するにつれてジャンルが変わります。

小説→インテリア・デザイン画集→自己啓発→ビジネスという流れで色々読み漁り、最近はビジネス書ばかりを選択。

成功者が紹介している本とか小難しい本とか手に取ってはみるけど、どうしても最後まで読むことができません。

知識を得るために必死に本を読んでいる中で、久しぶりに小説を読んだらめっちゃ面白かった。

「あ、読書の楽しさってこんな感じだったな」と懐かしい感覚を思い出したんです。

 

読書は楽しいんだよ

読書ってめっちゃ楽しいんですよ!!

マンガなんかただ面白くて読みますよね。マンガ読んで「成長しよう!頑張るぞ!」なんて人は少ないと思います。

本(書籍)もそれと同じで、ただ面白くて楽しく読めちゃうんです!

物語を読み終えた後の浮遊感、現実と小説の間にいるような感覚がたまらなく好きです。美しい写真を眺めてうっとりすることをだってできる。

 

 意識の低い読書のススメ

成長するため・モチベーションあげるための読書も良いけど、たまには力抜いてボーっと読書楽しみませんか?

本は必死に読まなくてもいい、楽しくゆるく読めばOK

ここからはぼくが大好きな本を紹介します。よかったら息抜きに読んでほしいな。

 

「日々の100」松浦弥太郎

元「暮しの手帖」編集長、松浦弥太郎による書き下ろしエッセイ100篇、撮り下ろし写真100点。衣食住にまつわる物から、松浦氏の人生を強く支え続けている本たち。
愛着100品に秘められた、出会い、記憶、想い、そして、ひとつひとつのモノと向き合う真剣な姿勢。物語いっぱいの、完全書き下ろし写真エッセイ集。

松浦弥太郎さんの愛用品が100個紹介されます。すべてのものに愛があり、物語があり、読んでいるだけで心が癒される一冊。

疲れた時や元気のない時は家にこもって、この本を読んで欲しい。

 

「123人の家」ACTUS

インテリアショップのアクタスは2011年5月から社内プロジェクトとして「101人お洒落番長」として、友人・知人、自薦・他薦、噂を頼りにコツコツと撮影を開始。

2012年夏、気が付くと101人の枠は超え、123人のお洒落番長が集結した。これは単に写真を撮り、本にまとめるだけではなく、インテリアのプロとしての自覚や覚悟を問うプロジェクトだ。ひとつの会社に働くスタッフのお宅訪問本としては、おそらく異例の人数、ボリュームだと思う。ここには123人の生活がある。

インテリアショップのアクタスがスタッフの家を123人分撮影したスタイルブック。どの部屋もめちゃめちゃおしゃれで、読んでるだけでウキウキします!

部屋の系統も北欧・モノトーン・ナチュラルと様々なので読んでて飽きない。

何も考えずに読めるので、寝むれない夜によく読んでます。

 

「天使の卵」村上由佳

そのひとの横顔はあまりにも清冽で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持ちはあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない。第6回「小説すばる」新人賞受賞作品。みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛したデビュー作。

中学生の時に読んだのですが、面白かった記憶が残っています。寝る前に布団でこの小説を読んで、気付いたら3時ごろになってて慌てて寝た記憶があります。

純愛小説なので、まっさらな気持ちを読める!

 

「風の歌を聴け」村上春樹

「あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風に生きている」1970年8月、帰省した海辺の街。大学生の〈僕〉は、行きつけのバーで地元の友人〈鼠〉と語り明かし、女の子と知り合い、そして夏の終わりを迎える。過ぎ去りつつある青春の残照を鋭敏にとらえ群像新人賞を受賞した、村上春樹のデビュー作にして「初期三部作」第一作。

今では不動の人気を集める村上春樹のデビュー作です。村上作品で一番有名なのは「ノルウェイの森」ですが、あれはかなりの鬱作品なので、ぼくはこちらの作品をオススメします。

村上作品の特徴は乾いて文体、人によっては嫌悪感を覚えます。しかし、初期の作品なのでそこまで強烈な特徴は出てなくて、誰でも読める1冊。

 

「持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない」pha

僕はいわゆる「真っ当」な生き方から逃げて楽になった―― もっと自由に、伸び伸びと。 京大卒・日本一有名な“ニート”が提唱するこれからの生き方。

京大卒のニートpha(ファ)さんが提唱する”求めない幸福”がふんだんに盛り込まれた一冊です。

他の自己啓発本のように必死に成功を追い求める人生とは真逆。働かず・家族を持たず・お金を持たない方法を説明します。 

ちょっと怪しく感じますが、客観的なデータを提示したり、歴史的な視点から考えりとかなりロジカルに組み立てれています。

どうしても意識が高くなれない人を救ってくれるオススメの本。

 

まとめ

今回は「成長するための読書」について感じた違和感を吐き出しました。

読書とは娯楽であり、ただ楽しむために読んでもいいはずです。読書本来の楽しさを知って欲しくて思わず書いてしまいました。

ぼくは本が好きなので、読書=成長という価値観で無理に本を読む人が少しでも減って、本好きが増えることを祈ってます!!

ただ、本は場所を取るので出来るだけ電子書籍で読むのをオススメします。

 

 

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