人間ってどうして不合理な行動をしたり、感情に振り回されるんでしょうね。
効率化・合理性を意識していると、「人間って無駄な行動をとるよなあ」と感じてしまいます。
「感情・不合理な行動」にも意味があると思い、自分なりに色々考えてみました。
今回はなぜ人間には感情がインストールされていて、不合理な行動を取るのかについて説明します。
ちょっと理屈っぽい話ですが、よろしくです!笑
目次
感情・不合理な行動は「予想外」を起こして人生を楽しくする
先に結論から書いちゃいますね。
感情に振り回されたり、不合理な行動を取ることによって予想外の出来事が生まれます。
誰しも「自分でもなぜやったのか分からない行動」としたことがあるでしょう。
それによって悪い出来事や良い結果を起こした経験があると思います。
その行動が人生に山・谷を作って、より味わい深いものにしてくれます。
ずっと思い通りの行動・結果しか起こらず、自分の想定通りに進む人生って楽しいですか?
そんな人生退屈すぎて飽きちゃいますよね。
感情・不合理な行動が予想外の結果を起こして、人生に起伏を作ります。
その起伏(良い悪い関係なく)を楽しめるのが人間ってことですね
人間の行動は合理性・効率化では割り切れない
上記で述べたことを詳しく説明していきます。
「合理性・効率化」を意識しても、必ず無駄な行動が生まれるはずです。
例えば集中して勉強・仕事をしなければいけない時に、スマホを触ったりと他のことをしてしまった経験はありませんか?
自分の頭では「効率的に作業するためには、スマホを触って集中力を切らしてはいけない」と分かっていてもしてしまうでしょう。
その他にも怒りに任せて他人を批判したり、感情をぶつけて争いが起きることもあります。
ムカついて余計な一言を言ってしまい、喧嘩に発展してことありますよね。
合理的に考えれば、余計なことを言わず穏便に終わらせるのが一番です。
しかし、感情に操られて行動してしまうのがぼくたち人間です。
効率化・合理化で割り切れない部分を持っているんですね。
効率化・合理性を突き詰めると無駄が一切なくなる
もし効率的で合理性のある行動が完璧に実現できれば、無駄は一切なくなります。
どんな予定を立てても全て予定通りに進み、思ったような結果を生むことができますね。
「目標達成」という視点で見ればいいことかも知れませんが、「予想外の結果・偶然の産物」といったものが何一つ起こらなくなります。
つまり、無駄がなくなること=「想像を超えた事が起きない」という事を意味しています。
「予想外のこと」が起こらない人生は退屈
もし自分の人生が思い通りに進んで、何も予想外の事が起こらないければどうでしょうか?
あなたは楽しいと思いますか、それとも退屈だと感じるでしょうか。
多くの人が退屈だと感じると思います。
現実は人間の予想なんて簡単に超えてくるし、意外性・偶然性から素晴らしいものが生まれることだってある。
ぼくも自分の人生計画に「テレビ局を辞めて、ブログを始める」なんてありませんでした。
しかし偶然、人のブログを読んで面白さに魅了されて、今に至っています。
ブログを読み始めたきっかけは「たまたまネットで発見したから」です。
みなさんも自分の人生を振り返えると、偶然の積み重ねで今に至っているでしょう。
予想外の連続で人生は進んでいるし、それだから面白いのだと思います。
不合理な行動・感情は人生を面白くするためのプログラム
不合理な行動・感情は思いもよらぬ出来事を運んできます。
それはドン底に落ちるような悲しいことだったり、一生忘れない感動的な体験かもしれません。
効率化・合理化して人生をコントロールしようとする人間のために、あらかじめ組み込まれた「面白いプログラム」ですね。
無駄な行動をするから予想外なことが起きるし、人生に起伏が生まれます。
もし全ての行動が合理化されれば、人生は退屈ですよね?
まとめ
今回は「なぜ人間には不合理な行動を取り、感情に振り回されるのか」を解説しました。
人間は合理化・効率化をする生き物で、無駄のない行動を目指します。
しかしそれが実現されると、予想外のことが一切起きない退屈な人生が待っています。
そうならないため感情がインストールされ、不合理な行動を起こします。
結果「偶然・たまたま」な出来事が人生にアクセントを加えてくれるんですね。
効率化・合理化をするのは大事ですが、「感情・不合理な行動」といった無駄も楽しみたいものです。
下記は「無駄な行動」を分析した行動経済学の本です。
著者のダン・アリエリーは行動経済学界ではかなりの有名人なので、気になる人は是非チェックしてみてください!
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