「やりたいことがない」のは、すでに幸せだったから

最近ぼんやり思っていたんだけど、ぼくはやりたいことがあんまりない。

なんでかな?って考えたら、それは「今が充実していて幸せ」だからってことに気づいた。

 

ぼくは去年の5月に千葉県の金谷という場所に移住して、30人ぐらいのフリーランスと一緒に過ごしている。

毎日「まるも」っていうコワーキングで仕事しているんだけど、そこには必ず「誰か」がいて、毎日「誰かと話すこと」ができる環境。

人と話すことが大好きなぼくにとっては、これほどない環境で、まるものソファに座っては毎日夜まで話してる。

 

まるもで過ごす毎日は控えめにいって最高で、楽しい日々を過ごしている。

一緒に遊んでくれる人がいるし、仕事で困ったら助けてくれる人もいる。

みんなと一緒に温泉に行って、風呂上がりに甘いコーヒーを飲んだ時には「やべぇ、幸せだ!」って思った。笑

 

 

年末年始はまるもで過ごして、元旦はみんなでタコあげをした。

いい大人が集まって、タコをあげるために全力疾走したり、本気でケイドロをやったりした。

生まれて初めて「年末年始に実家に帰らない」という選択を選んだのだけど、それは「まるもで過ごす日々が楽しいからなんだ」とあとで気づいたんだよね。

 

 

毎日みんなでくだらない話をしたり、たまにお酒飲んだり、誕生日を祝ったりと、「普通の幸せ」がたくさん転がっている。

 

ネットみれば「月収100万突破!」とか「仮想通貨で億り人に!」という、ヒキの強い記事ばかり目につく。

でも、そうじゃなくて「みんなで美味しいものを食べる」とか「しょうもない話でゲラゲラ笑う」とか、そんな楽しさで日々を満たしてもいいんじゃないかな?

資本主義の前では虫けらみたいなことかもしれないけど、やっぱお金じゃ買えないことなんだよね。

 

 

まるもにはいろんな人がいて、めっちゃ美味しい料理を作ってくれる料理人とか、みんながハッとするような綺麗な写真を撮るフォトグラファーとかね。

そんな人たちが「報酬」とか度外視して、自分の腕をふるってくれる。

圧倒的に突き抜けたスキルを目の前にして、ただただ感動して「ありがとう」をいうしかできないことに気づきました。

 

なんか金谷はいい意味で「資本主義のパワーが弱い」場所だよなと感じている。

もちろんお金がないと生きてはいけないんだけど、お金を稼ぐためだけに生きるのって違うよなと、金谷の人を見て思います。

 

 

ぼくは毎日誰かと話をして、たまにみんなで温泉に行って「今日の水風呂寒いよ!」と笑い合ったりしています。

刺激的な出来事はないけど、心がちょっとずつあったまるような幸せな日々。

これからも「ぼんやりとした幸せ」を感じて過ごしていきたい。

(phot by ヒロタケンジ)

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