ぼくはいつもスマートであることに憧れていた。
なんでもそつなくこなす人になりたくて、スマートにやろうとした。
けど、だいたい失敗してきた。
いつも無様でカッコ悪く、周りに人に助けてもらっている。
会社員になったときは、スマートに仕事をしている先輩に憧れた。
まあ、そんなかっこよくはなれなかった。
年下の彼女ができたときは「自分がリードするんだ」と意気込んで、必死にアテンドした。
でも、全然しっくりこないし、うまくいかなった。

どうやら、ぼくは「スマート」なんてかっこいい言葉とは、全然関係ない星に生まれているみたい。
なにをやっても容量悪いし、一発でうまくいくことなんてない。
無様で転びながら、必死に進んできて、ようやく結果が出てきた。
けど、それでもやってこれたし、その方がいい気がする。
スマートにやろうとすればするほど、ミスを許さないし、打席に立つ回数も減るんじゃないかな?
野球と違って、人生は何度も打席に立てるし、何回でもバットは振れるから。
たとえストライクが100回続いても、最後にヒットが売れてばいい。
ヒットじゃなくても、ボールが続いて出塁することもあるし、ピッチャーがワイルドピッチすることもある
なんならデッドボールだってある。
スマートじゃないけど、結果を出す方法があるから大丈夫なんだ。
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